あたしのバイト先は丸ビルに入っているため、外国人のお客様がけっこう頻繁にいらっしゃいます。今日もまた外国人のお客様、ボブとリチャード(勝手に命名)がやってきました。彼らはおそらくアメリカの方でしょう。日本語は全く通じません。運悪く、あたしが担当の席に案内されてしまいました。
まず、何に苦労するかって、オーダーをとることですよ。料理の説明を英語で求められました。はっきり言って無理ですよ。しかし、これでも一応英文科、そしてカナダに3か月ほど留学していました。なんとなく、意地ってもんがあります。で、説明を求められたお料理は、シェフセレクトの本日のお魚料理です。本日は
ガシラのフリットでした。ガシラって…?英語とかあんの?知るよしもなしです。とりあえず、
white fishのフリットであるということを伝えようとしました。じゃあ、フリットが通じないじゃあないですか!!悩みに悩んだ末、出て来た言葉は
fried fish。間違ってはないはずなんです。フリット=揚げ物ですから。まぁ、苦心の末それを選んでいただけました。わ〜い。
次に困ったのがワイン!売り切れのボトルワインを頼まれたんです。あぁ、売り切れってどう伝えたらいいんやっけ〜??とりあえず
This is sold out.と言ったらなにやら伝わってくれました。ほっ。
なんか変な汗かくんですよね。ドキドキドキ。パンのおかわりとか聞いてあげたかったのですが、英語がでてこず、断念。
はい、最後の難関・食後のお飲み物をうかがう時がきました。まぁ、聞くのはスムーズに聞けたんですが、ここにきてボブが
「いらないよ」とか言う始末。えぇ〜〜〜!ほんまにいいの?とは聞けない。さらには
「君が僕の代わりにお茶でも飲みなよ」みたいなことを言い出す有様。焦るからやめて下さい、ボブ。で、もっと困ったことに、ドルチェメニューを頼まれたんです!料理のメニューには下に英語で説明が書いてあるからいいんです。でも、ドルチェは日替わりなんで毎日黒板に手書きなんですよ、もちろん日本語で。あぁ、これをあたしが英語で説明すんの?はぁ…。
ドルチェ1 洋梨のタルト→タルトがどうしても通じません。揚げ句の果てにはタルトを
キャロットに聞きまちがえられる始末。現物を持っていきました。
ドルチェ2 アップルパイ→難なくクリアー。アッポゥパーイ。
ドルチェ3 モンブラン→モンブランは英語じゃないので通じません。発音もわからんし。マロンケーキって言ってみました。じゃあ、マロンが
メロンに聞こえたらしく、苦戦を強いられました。結局、リチャードが理解してくれて、ボブに説明してくれました。マロンの説明。
ドルチェ4 フランボワーズのババロア→フランボワーズって英語で何やっけ…?あ、クランベリーか!ババロア…?もうムースでええわっ!って感じでクリアー。
ドルチェ5 クレーム・ド・ブリュレ→なぜか難なくクリア
ドルチェ6 ジェラート→ジェラートなんてICE CREAMでええわっ!後はフレーバーの説明…。どいしてもラムレーズンを伝えられなかったけど、他はクリアー
で、結局選んだのはジェラートのバニラ(ボブ)とストロベリー(リチャード)でした。はぁ、あたしはがんばったよ。あれだけ必死に説明したのは初めてでした。
ボブ&リチャードがお帰りのときに入口までお見送りをしたら、ボブがめっちゃニカッってして手を振ってくれました。こんなとき、あぁがんばってよかったなぁ、と思います。お客様の喜んでくれはる顔を見るのはうれしいです。これが接客業のいいとこですね。
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